院内での患者さんの不安って!?
院内での患者さんの不安って!?
こんにちは、クリニック専門税理士の徳山です。
もうすぐ10月だというのに残暑がまだまだ厳しいですね。
さて、本日は医院の院内マーケティングの考え方の一つをお話ししたいと思います。
人は五感で判断する!?
患者さんは、”不安”というイメージを医院に持っています。
特に、待合室から診療室に入ると、今までの自由が奪われます。
そうすると、薬の匂いやちょっとした音など、五感で不安を感じることになります。
ということは、患者さんの不安を五感的なアプローチでフォローしていくことで、患者さんが良い印象を持ってもらえる院内環境を作っていけるのではないでしょうか。
アプローチの例
五感ですから、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚がありますね。
例えば
視覚的 … とがった注射器等の恐怖を感じるものは患者さんに見えないようにする
聴覚的 … 診療と無関係のいざこざ・雑談が患者さんの耳に入らないように配慮する
嗅覚的 … アロマキャンドルやポプリなどを活用する
味覚的 … 診療前後にコーヒー・紅茶をセルフで飲んでいただく医院もある
触覚的 … 患者さんの身体に掛けるブランケットなどは肌触りの良いものを使用する
このような工夫が考えられるのではないでしょうか。
感覚ツアー!?
スタッフ全員が患者さんの立場で診療までの流れを経験してみてはいかがでしょうか。
診療予約から始まり、駐車・予診・診療・会計などのプロセスを患者さんの立場から経験してみることです。
そうすれば、普段「こう感じているだろう」と予想していることとは異なる視点が見えてくると思います。
この感覚ツアーで、各人が気付いた長所・短所をリストにまとめ、修正・補完していくべき部分を改善に繋げていければ、患者さんに良いイメージを与える院内環境が出来上がってくるのではないでしょうか。