新患さんってどこから生まれるの?
新患さんってどこから生まれるの?
こんにちは、クリニック専門税理士の徳山です。
不定期ではありますが、医院経営をされている先生の皆様が公私ともに充実されるためのお話をさせていただいています。
10月もあっという間に月末となり、年末がだんだんと近づいてまいりました。
さて本日は、新患さんを増やそうと施策を考える際の基本的な部分をテーマとしてお話したいと思います。
新患さんを増やすということは??
新規の患者さんは、勝手に生まれてはこないですよね。
新しく開発されている住宅地でなければ、全く新しく来院候補が増えるということは無いでしょう。
クリニックは地域密着の事業です。
従って、新患さんを増やすということはその地域の方々に選ばれることが必要になります。
元は他医院の患者さん
新患さんというのは、たいていの方が他医院に通院していた人です。
それが何か理由があって、通院する医院を変えたわけです。
ということは、初診の問診票に答えがあるのではないでしょうか?
当院に来た理由を問診票をベースに初回カウンセリングで丁寧に確認することが、新患を増やす答えを見つける手掛かりになります。
では、新患さんが多い医院はどんな医院でしょうか?
地域によってどのような患者さんが多いかも違ってきますので、一概に正解は分かりません。
ですので、近隣の流行っている医院を確認することも正解を見つける際のヒントとなるでしょう。
患者さんはまずホームページを見ます
患者さんは「クリニックに行って治療を受ける」という行動を取る際、不安・不満・不知・不利・不便といった感情を抱きます。
患者さんは安心感を得るために、医院を探す際、まずホームページを見られる方が多いです。
ですので、医院のホームページはこれらの感情を消してくれるかどうかを患者さんが確認する重要なツールとなります。
・優しく対応してくるのだろうか?
・治療のことはよく分からないが、丁寧に説明がしてくれるだろうか?
・院長先生・スタッフはどんな感じの人なんだろう?
・クリニックまでの道順は?
ホームページではこれらをきっちりと伝えて、安心感を持ってもらうことが必要でしょう。
予約をコントロールすることも忘れずに
「待たされる」「予約が取れない」という環境であれば、新患さんが来院することもできません。
完全予約制の医院であれば、上手く新患さんの予約を入れていかなければ、ずっと新患さんは増えていきません。
従って、新患さんを増やすためには予約のコントロールは重要な要素になります。
そのためには、受付さんのスキルアップも必要になってくるでしょう。
最も大事なことは…
最初にお伝えしましたが、新患さんは他医院から転院してくることがほとんどです。
従って、新患を増やすことよりも前に、流出する患者さんを減らすことが最も大事です。
患者さんの流出を減らす体制ができていなければ、新患さんが増加しても流出してしまい、無駄な結果となってしまいますのでご注意ください。