年末年始は家族でお話する絶好のチャンス!!
年末年始は家族でお話する絶好のチャンス!!
こんにちは、クリニック専門税理士の徳山です。
不定期ではありますが、医院経営をされている先生の皆様が公私ともに充実されるためのお話をさせていただいています。
11月に入って寒い日が続くようになり、「もう年末か…。一年早いな。」と思う機会が増えてきました。
年末年始の休暇をを利用して、ご実家に帰省される院長先生は多いのではないでしょうか?
本日は、そんな年末年始に意識していただくといいなと思うお話をしたいと思います。
年末年始は家族が集まる良い機会!!
まだまだご両親がご健在とはいっても、いつどんなことが起こるか分かりません。
病気になられたり、介護が必要なときにどう対応するのかはどうしてもお金の問題がかかわってきます。
しかし、ご両親も普段からきちんと把握していなけいなければ、パッと答えられないでしょう。
ただ、リタイアされた後も安定的に生活するためには、どんな財産や負債があるかを知り、ライフプランを設計することはとても重要です。
年末年始は家族が集まることが多く良い機会ですので、一度お話してみてはいかがでしょうか?
エンディングノートを活用しよう!!
とは言うものの、親と子の関係でも財産がいくらあるかをズバリ聞くことはとても難しいと思います。
そのキッカケとして活用できるのが「エンディングノート」です。
これまでの自分の人生を振り返れるようなことが書き込めますし、自分に万が一のことがあった場合の対応などについても書き込むことができます。
また、所有している預貯金・株・生命保険などの内容などを書き込めるようになっています。
意外に分からないものなんです!!
たいして財産はないと思っていても、そのことは本人以外の人には分かりません。
たとえば、どの銀行と取引があるのか、どの支店に口座があるのかということも話す機会がなければ、知ることができません。
特に、ネット銀行は取引があることすら分からない可能性もあります。
生命保険なんかもお気をつけください。
保険会社の連絡先が分からず、肝心なときに保険金を受け取れなければ元も子もありません。
エンディングノートをプレゼント!?
親御さんにアクションを起こしてもらう方法として、エンディングノートをプレゼントするのも有りかもしれません。
ただ、エンディングノートの目的について「病気・介護・死」などの話が前面に来てしまうと、「縁起でもない!!」と気分を害されてしまうと思います。
ですので、「これまでの人生を振り返るもの」としてお伝えいただくのが良いでしょう。
市販のエンディングノートも、「万が一のことが起きた時のこと」というページの前に「自分今までの人生について」というページがあるものが多いです。
市販のものを使用されるときは、中身を確認してポジティブに書きすすめられそうな順番のものであったり、「エンディング」をイメージしにくいタイトルのものを選ばれるのも良いと思います。
どんな老後を過ごされるのか考えたり、親子の距離を縮めるものとして上手く利用していただければと思います。