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開業医の先生の必須アイテム ~小規模企業共済(2)~

開業医の先生の必須アイテム ~小規模企業共済(2)~

こんにちは、クリニック専門税理士の徳山です。

近畿地方にも台風が上陸し、雨風ともに強まっていますので皆様お気をつけください。

さて、先日から引き続き、クリニック開業医の先生の必須アイテム「小規模企業共済」のご紹介です。

小規模企業共済に加入する際に気を付けるべきこと

前回は、小規模企業共済を推す理由を述べてきました。ここからは加入するに際して気をつけるべきこと・知っておくべきことを述べていきたいと思います。

①掛捨てになってしまうリスク

掛金の納付月数が1年未満で解約した場合には、解約返戻金が支給されず、掛捨てとなってしまいます。

②元本割れになってしまうリスク

掛金の納付月数が20年未満の場合は、廃業等の際に受け取る共済金の金額は元本割れしてしまいます。

ただし、上記には節税効果の影響は反映されていません。節税額も加味した実質返戻額は契約者の所得によって変わりますので、事前にご確認されることをオススメします。

なお、中小機構のホームページにシミュレーションが用意されていますので、ご参照いただければと思います。

③資金繰りを苦しめないか考えよう

最大で、毎月7万円を掛金として支出することになります。従って、毎日の生活に支障がないような掛金月額を設定する必要があります。

まとめ

前回お伝えしましたとおり、小規模企業共済は廃業に備えてクリニック経営者を助けるものです。小規模企業共済に加入することによって、節税効果が期待でき、又、契約者貸付制度があることから資金面・精神面でも安心感が出てきます。

ただし、気をつけるべき点もありますので、制度の詳細を理解し、将来を見据えた活用をしていくことが大事なのではないでしょうか。