気づいてもらわなければどうしようもない!!
気づいてもらわなければどうしようもない!!
こんにちは、クリニック専門税理士の徳山です。
不定期ではありますが、医院経営をされている先生の皆様が公私ともに充実されるためのお話をさせていただいています。
本日はクリニックのマーケティングを考える際の基礎についてお話いたします。
この部分を疎かにしては、どんな対策も効果が減ってしまいますので、ぜひ押さえていただければと思います。
AIDMA・AISASって知っていますか?
いきなりですが、AIDMAとかAISASという言葉をお聞きしたことはありますか?
AIDMA(アイドマ)とは、広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを示した略語のことです。すなわち、Action(買ってもらう)までの5段階を示しています。
Attention(注意) <例>HP・駅広告・店看板などで、歯科医院を知る
Interest(関心) <例>どんな歯科医院か興味を持つ
Desire(欲求) <例>歯が痛くなるなどの理由が出れば、歯科医院に行きたくなる
Memory(記憶) <例>以前気になった、歯科医院を思い出す
Action(行動) <例>歯科医院に来院する
そして、現在ではインターネットの普及が進んだ背景を考慮し、AISAS(アイサス)という消費者の心理プロセス概念も提唱されています。
Attention(注意) <例>HP・駅広告・店看板などで、歯科医院を知る
Interest(関心) <例>どんな歯科医院か興味を持つ
Search(検索) <例>歯が痛くなるなどの理由が出れば、歯科医院に行きたくなる
Action(行動) <例>歯科医院に来院する
Share(共有) <例>その医院の感想を情報共有する
まずは気づいてもらうこと!!
クリニックの数は昔に比べると明らかに増加し、競合医院について考えないことはないでしょう。
広告の手段もインターネットが当たり前の時代になって多様化し、患者さんが来院する前に比較検討されるような状況です。
こんな時代に、どういった対策をする必要があるのでしょうか?
上述のAIDMA・AISASを見ると分かりますが、真っ先に抑えるべきポイントは「気づいてもらうこと」です。
患者さんに気づいてもらわなければ、どれだけ興味を引くことをアピールしていても来院には繋がらないわけです。
気づいてもらうためには
クリニックを開設し、ホームページを作成しただけで、医院のことが世間へ認識されていくわけではありません。
認識してもらうために内覧会・看板・ポスティングなどを実施しますし、インターネット上ではYahoo広告・Google広告などを利用されている院長先生も多いのではないでしょうか。
いろいろな診療理論など、ホームページの原稿を作り込むことや新しい治療の導入ばかりに話がいきがちですが、せっかく用意しても気づいてもらえなければ意味がありません。
そこでまず、クリニックとしてどんな患者さんに何を知ってほしいのか、ターゲットの特性・クリニックの立地による特性はどんなものなのかを一度整理してみてください。
それによって、どういった媒体を使うのが良いのか・どういった内容を伝えていくのか・言葉遣いはどういったものにするのか等が変わってくると思います。
クリニックにとって、「気づいてもらう」ためにどんな形が最適かを十分に検討して対策していただければと思います。