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「iDeCo(イデコ)」って何??

「iDeCo(イデコ)」って何??

こんにちは、クリニック専門税理士の徳山です。

ここ数日で気温がぐっと下がってきましたので、皆さま体調管理にご注意ください。

さて本日は、最近テレビ等でPRされることが増えた「iDeCo(イデコ)」というものについてお話したいと思います。

iDeCoってざっくり言うと??

俗に、個人型確定拠出年金と呼ばれる「iDeCo(イデコ)」。

どういうものかといいますと、「加入者が月々の掛金を積立し、予め用意された金融商品で運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取る」ものです。

つまり、「自分で毎月、金融機関に積立貯金し、60歳になったら積み立てていたものを年金または一時金として返してもらう。」ようなイメージです。

60歳未満であれば大抵の人が加入できるもので、注目度が高まっている一方で、制度を複雑に感じたり、よく分からなかったりする先生もいるのではないでしょうか。

iDeCoの概要

iDeCoの仕組みについてまとめてみると理解しやすいかもしれません。

日本の年金制度は3階建てに例えられることが多いです。1階が国民年金・2階が厚生年金などの公的年金です。そして3階が俗に「確定拠出年金」と呼ばれるもので、iDeCoも3階に該当します。

加入は任意で、自分専用の口座を設けて毎月掛金を積み立てて運用し、給付年齢を迎えると加入者自身に給付されます。

その意味で、年金事務局が加入者から掛金を集めて給付者へ支払う国民年金・厚生年金とは異なります。

iDeCoのメリットは??

それではiDeCoにはどんなメリットがあるのでしょうか?

メリットの一つは、税制面での優遇があって掛金の全額が所得控除の対象となることです。

毎月の掛金が全額所得控除の対象……。ということは毎月お金を積み立てていることが経費として扱ってもらえて節税が可能となるということです!!しかも普通の経費とは違い、支給時期が来れば積み立てていた分が手元に返ってきます。

もう一つのメリットは、iDeCoによる運用益は非課税であるということです。

これは、毎月の掛金を証券会社に預けて株などを購入し、運用してもらった場合のものです。

通常、株・投資信託などで運用した利益には約20%の税金がかかりますが、iDeCoで購入したものについてはかかりません。

iDeCoのデメリットは??

デメリットとしては、基本的に60歳までは掛金を引き出すことができないことが挙げられます。(開始年齢によっては60歳を超えることもあります。)

自分で積み立てているのに自由に使えず、もどかしく感じるかもしれませんが、あくまで年金制度ですので、将来に備えた資産形成と考える必要があります。

公的年金だけでは将来の年金生活が不安な時代になりました。

デメリットもありますが、メリットも大きいiDeCoを活用して、より良い老後を送る準備をしてはいかがでしょうか?

iDeCoも資産形成の一部に組み込んでは??

iDeCoはメリットの大きい商品ですので、先生の皆様も資産設計の一つに是非組み込んでいただければと思います。

ただ馴染みのないものですし、制度が煩雑だったり、どう考えていいか分からなかったりすると思います。

これからも定期的にこのブログで制度の詳細や考え方をお話していきますので、ご確認いただければと思います。