「iDeCo(イデコ)」の概要を知ろう!!
「iDeCo(イデコ)」の概要を知ろう!!
こんにちは、クリニック専門税理士の徳山です。
不定期ではありますが、医院経営をされている先生の皆様が公私ともに充実されるためのお話をさせていただいています。
先日、「iDeCo(イデコ)」というものについてお話ししました。
個人型確定拠出年金と呼ばれるもので、メリットが大きいので有効に活用しましょうというお話でした。
先日の記事:https://tktaxmp.com/blog/asset-formation/2592/
今回から、そのiDeCoの概要を何回かに分けてお話ししていきたいと思います。
どういう年金制度??
iDeCoは個人型確定拠出年金と呼ばれ、私的年金制度です。私的年金とはどういうことかといいますと、国民年金・厚生年金・共済年金などの公的年金とは違って、任意で加入することができる年金制度です。
このiDeCoは、税制面で大きなメリットのある積立型の年金制度ということができます。うまく活用していただければ、資産形成の重要な軸ともなりうるものです。
誰が加入できるの??
それでは、iDeCoは誰が加入できるのでしょうか?
20歳~60歳までの方であれば加入することができますが、国民年金保険料を納めていない方・企業型の確定拠出年金に加入している方・勤務先で厚生年金基金や確定給付企業年金に加入している方は加入することができません。
個人開業医の先生であれば、国民年金保険料を納付していれば加入できます。医療法人の理事長先生については、企業型の確定拠出年金・厚生年金基金・確定給付企業年金というものに加入していなければ大丈夫です。
積み立てた掛金はどう運用されるの??
iDecoを申し込む場合、どの金融機関に掛金を預けて、どの金融商品で運用してもらうかを選択することになります。
従って、iDecoを扱っている会社は銀行はもちろんのこと、保険会社や証券会社など多岐に渡ります。それぞれの会社がその会社の特徴を生かした運用商品を用意しているわけです。
つまり、預けた掛金を定期預金や保険で保守的に運用することも、投資信託や株で積極的に運用することも可能ということです。
ざっくり分類すると、元本保証型とそうでないものとに分かれます。
元本保証のないものが選択肢にあることに違和感を感じる先生もいるかもしれません。これが確定拠出年金の大きな特徴で、先生の将来設計に応じた商品を選ぶことができるということです。
次回は掛金のことや事前注意事項についてお話します。
今回は、iDeCoがどういう年金制度で、どういった方が加入対象者なのか、始める際の金融商品の選択についてお話ししました。
次回は、掛金のことや申し込む際に事前に知っておいてほしいこと等についてお話しできればと思っています。